2024.7.2
管理栄養士

熱中症になったらどうしたらいいの?

熱中症とは

7月に入り日に日に日差しが強くなっているのを感じてきましたね!ところで皆様は夏はお好きですか?夏といえば、海水浴・夏祭りや花火大会など外で楽しめるイベントがたくさんある季節でワクワクしますよね♪楽しいイベントが多い季節ですが、気を付けないといけないのが熱中症です。
「熱中症にならないための対策はなんとなく分かるけれど、実際になった時の対応ってどうしたらいいの?」という方は多いのではないでしょうか。熱中症にならないための予防もとても重要ですが、なってしまった時の対応について知っておくことも大切です!
今回は熱中症になってしまった時の対応についてご紹介いたします!

どう対応したらいいの?

①まずは熱中症かどうかの確認

熱中症の可能性が疑われる症状として、気温や湿度が高い状況下での立ち眩み、筋肉のこむら返り、体に力が入らない、ぐったりする、呼びかけへの応答がおかしい真っ直ぐ歩けない、体が熱いなどの症状があります。このような症状が現れたときは熱中症の可能性が高いです。
また重症度によっても分けられており、厚生労働省ではめまい失神(立ち眩み)、こむら返りなどの熱痙攣がある状態をⅠ度(軽度)。頭痛、吐き気、嘔吐、力が入らない状態をⅡ度(中度)。意識障害、痙攣、高体温がある状態をⅢ度(重度)と分類分けしています。

②症状が出た後の行動【Ⅰ度(軽度)の場合】

涼しい場所へ移動し熱を逃がしやすいように服を緩めたり、脱いだりしましょう。首まわりや手首・脇の下・足の付け根などを重点的に冷やし、冷たい飲料や冷却アイテムを活用するのがオススメです!
大量に汗をかいている場合は、経口補水液やスポーツ飲料などの塩分が一緒に補えるものを飲みましょう。

③症状が出た後の行動【Ⅱ度(中度)の場合】

対応の仕方はⅠ度の時と同じになってきますが、頭痛や吐き気などの症状が出ている状態だと、自分で水分や塩分摂取が困難になってくる場合も出てきます。その状態が続くと、脱水症状が進行して命の危険性も出てくるため、救急車を呼び医療機関で診てもらいましょう。

④症状が出た後の行動【Ⅲ度(重度)の場合】

呼びかけへの応答がおかしいなどの意識障害がある場合は熱中症が進行しており、命の危険性も出てきます。迷わず直ぐに救急車を呼び医療機関で診てもらいましょう。救急車が到着するまでの間はⅠ度の時と同じように冷却アイテムなどを使って、体温を下げる処置を取ってあげましょう。

まとめ

いかがでしたか?熱中症は身近な病気の一つで、気付かないうちになってしまうこともあります。そして最悪の場合、命を落としてしまうこともあります。特に、子供やお年寄りの方は熱中症になりやすいため、こまめな水分補給をしたり、冷却アイテムなどを活用することをオススメします。
また普段からウォーキングなどの運動習慣をつけておくことも熱中症予防には効果的です!
厚生労働省のホームページにも熱中症予防についてや、熱中症になってしまった時の内容が詳しく記載されていますので参考にしてみてくださいね♪今のうちに出来ることから準備をして楽しいサマーライフを過ごしましょう!

◆コラムを書いたのは…
管理栄養士
小野 幹太
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