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子どものお口の健康を守ろう
乳幼児のお口と歯のケアについて
子育て中のお父さん、お母さん、毎日の育児お疲れ様です。
毎年11月8日は「いい歯の日」として定められているのをご存じでしょうか?
乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすいので、乳幼児期から歯磨き習慣を定着させることが大切です。
しかし、赤ちゃんの口腔ケアは、いつから、どのようにすれば良いのか悩みますよね。
今回は乳幼児期のお口と歯のケアについてお話させていただきます。
子どもの成長に合わせたお口と歯のケア方法について
乳歯は一般的に生後6ヶ月頃から生え始めますが、乳歯が生え始める時期には個人差があります。
お子さまの成長に合わせた口腔ケアを行っていきましょう!
◯生後0~6ヶ月のケア
この時期は、口腔ケアをしなくても、唾液の自浄作用で十分にお口の中を清潔に保つことができます。
乳歯が生えてないうちは積極的に口腔ケアを行う必要はありませんが、この時期に口腔ケアを取り入れることが将来、スムーズに歯磨きを始める大切なステップとなります。
清潔なガーゼや歯磨きシートで、赤ちゃんの歯茎や口の中を優しく拭いてあげましょう。また、離乳食後に湯冷ましを飲ませることで、食べ物のかすを流し、口の中をきれいにできます。
シリコン素材の歯ブラシで、歯茎マッサージをするのもおすすめです。
◯生後6~12ヶ月のケア
乳歯が生え始めたら、歯磨きを始めましょう。
歯ブラシはヘッドが小さく、毛先の柔らかいものを選びましょう。乳歯専用の歯ブラシを選んであげると安心です。
最初は歯ブラシに慣れることが目的なので、無理せず優しく磨いてあげましょう。
お子さまがリラックスできる環境で行い、楽しい体験として受け入れてもらうことが大切です。
歯ブラシを口に入れる感覚と歯磨き習慣を身につけましょう。
◯1歳~1歳半のケア
上下の前歯4本が生え揃う時期です。
上の前歯の間にある「上唇小帯」という筋(すじ)に歯ブラシが当たると痛いので、上唇を指で持ち上げて歯磨きを行うとよいでしょう。
歯と歯の間には汚れが溜まりやすいため、歯ブラシでしっかり磨いてあげましょう。
お子さまが嫌がらないように歌を歌ったり、お話をしたりして楽しい時間にすることも大切です。
自分で歯ブラシを持てるようになったら、自分磨きにも挑戦してみましょう。歯磨きが上手にできたら、沢山褒めてあげましょう。
しかし、自分磨きではほとんど歯が磨けていないので、必ず仕上げ磨きをしましょう。
◯1歳半~6歳のケア
奥歯が生えてきて、3歳くらいで全ての乳歯が生え揃います。
歯と歯の間や、奥歯の溝には汚れが溜まりやすいため、歯ブラシをしっかり当てて磨きましょう。この時期も仕上げ磨きが必要です。
歯が生え揃うにつれて、歯と歯の間が狭くなり、磨き残しが多くなります。デンタルフロスを使用することで効果的に歯垢を取り除くことができます。
虫歯菌から歯を守ることができる「フッ素」入りの歯磨き粉を使うことで、歯質を強化し、歯に汚れがつかないようにすることができ、虫歯予防に有効です。
小児歯科にもかかりつけ医を持ち、定期的な歯科検診で虫歯の予防ケアを行うことも重要です。噛み合わせや歯並びなど、将来の永久歯の健康にも繋がります。
◯お子さまが歯磨きを嫌がる時は…
歯磨きが「怖い」「痛い」というイメージをつけないよう、楽しく歯磨きをする工夫をしましょう。
好きな音楽のリズムに合わせて歯を磨いたり、好きなキャラクターの歯ブラシを選ばせること等で、楽しい雰囲気を作ることができます。
また、歯磨きをテーマにした絵本やアニメを一緒に見ることで、お子さまの歯磨きに対する興味や意欲を高めることもおすすめです♪
まとめ
乳幼児期の口腔ケアは、歯の発育と将来の歯の健康を保つためにとても重要です。
保護者は大変ですが、仕上げ磨きで毎日しっかりチェックし、正しいお口のケアを教えてあげることが大切です。
お子さまがずっといい歯で過ごせるよう、口腔ケアをしっかり行い、健康な歯の発育をサポートしましょう!