口の中の健康は全身とつながっている!
歯を悪くすると起こる病気のリスク
毎年6月4日~10日は歯と口の健康週間です。皆さんは毎日歯みがきをしていますか?実は、口の中の健康状態は全身の健康と深く関わっているといわれています。
代表的な口の中の病気には虫歯・歯周病などがあります。特に歯周病では、心疾患・慢性腎臓病・骨粗鬆症・がん・関節リウマチなど全身の様々な病気と関係しているとの報告があります。
また、虫歯や歯周病の進行により歯を失った場合、食べ物を噛むのが難しくなる、発音がしづらくなる、見た目が悪くなるなど食生活や社会生活にも大きな影響があります。その為歯や口の健康を維持することは、食事や会話を楽しむためにも大切です。
今回は、歯を丈夫にする生活習慣と栄養素についてご紹介いたします。
歯を丈夫にする生活習慣・栄養素
【歯を丈夫にする生活習慣】
①口の中の清掃
歯ブラシによる適切なブラッシングに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使って、歯のすき間も掃除しましょう。この時フッ素の入っている歯磨き粉や、洗口液を使うことも歯の再石灰化を助けてくれるためオススメです。
また定期的に歯医者で、セルフケアでは取り除けない歯垢を取ってもらうことも大切です。
②砂糖を摂る量・頻度を減らす。
歯の表面に付いた歯垢には細菌が存在し、食べ物の中の糖分を分解して酸を出すことで歯を溶かします。その為摂る量とその回数を減らすことで、虫歯になるリスクを下げることができます。
またキシリトールという甘味料には、虫歯を防ぐ効果があります。食後にキシリトールの入ったガムを食べることで、唾液の分泌が促され、虫歯が出来るのを防ぐことに繋がります。
【栄養素】
①カルシウム
人の体に一番多く含まれているミネラルで、骨や歯を作ります。牛乳やチーズ・ヨーグルトなどの乳製品、小魚・豆腐・納豆など大豆製品に含まれますが、特に牛乳・乳製品は含まれている量も多く、吸収されやすい為、積極的に食事に取り入れましょう。
②ビタミンD
カルシウムの吸収を促進し、骨や歯を作るのを助けてくれる成分です。サケ・いわしなどの魚類、干しシイタケ・きくらげなどのキノコ類に多く含まれています。
また日光を浴びることで体の中でも作られるので、適度な日光浴を心掛けましょう。
③タンパク質
人の体を作る為に必要な栄養素で、消化して吸収されるとコラーゲンの合成に使われます。卵、納豆などの大豆製品、鶏ささみ・もも肉などの肉類、魚類に多く含まれています。丈夫な歯を支える健康な歯茎を保つために欠かせない栄養素です。
④ビタミンC
皮膚や細胞でコラーゲンを作るのに必要な栄養素です。タンパク質と同じく健康な歯茎を作る為に必要です。ピーマン・ブロッコリーなどの野菜や、イチゴ・キウイなどの果物に多く含まれています。熱に弱いため、生で食べることのできるサラダなどで取り入れましょう!
まとめ
いかがでしたか?口の健康を維持することで、全身の健康につながるとは驚きですね!是非今回ご紹介したことを生活に取り入れて、歯と口の健康を維持しましょう♪