2024.6.10
管理栄養士

梅雨の時期はお困りではないでしょうか?

6月といえば梅雨!

6月といえば梅雨の時期ですね!雨がたくさん降り、自然には大切だとは分かっていても、なんとなく気持ちはどんより・・・。
頭が痛くなる、だるい、など倦怠感やなぜか足がむくんできた・・・という時期なのではないでしょうか?

自律神経には交感神経と副交感神経という2つの神経があり、その2つの神経がバランスをとって私たちの健康を保っています。しかし梅雨の時期になると気圧の変化や寒暖差により、自律神経のバランスが乱れやすくなり、不調の原因につながります。
また、梅雨で湿度の上昇により汗の蒸発が妨げられ、体内の余分な水分が排出されにくくなります。 そのため、汗自体もかきにくくなり、体に水分や老廃物がたまりやすくなり、むくみにつながります。
今回は自律神経を整えて、梅雨の時期を乗り越えるための過ごし方や食事についてご紹介いたします。

梅雨の時期に気をつけることは??

~梅雨に負けない自律神経の整え方~

・朝食を摂る。
朝食を摂ることで体内時計のバランスをとり、自律神経を整えてくれます。朝、食欲がわかないという方は、卵やバナナなど手軽に食べられるものから試してみましょう。
・質の良い睡眠をとる。
睡眠をとることでリラックスする副交感神経がしっかり働き交感神経とのスイッチの切り替えがしっかりできます。

~湿気やむくみを取るためにカリウムを摂ろう~

・カリウム
体内の浸透圧を整えてくれるカリウム。塩分(ナトリウム)を体の外に排出してくれる働きをします。野菜や果物に多く含んでおり、バナナ、りんご、アボカドなどの果物、ほうれん草などの野菜類、さつまいもなどのいも類、大豆や小豆などの豆類にも多く含まれています。
カリウムは野菜や果物以外にも魚や肉にも含まれています。魚類では、鯛やさば、ぶりにも多く含まれており、肉類では、鶏のささみや豚のもも肉などに多く含まれています。
日常的に食事をするものに含まれており、不足することは基本はありませんが、日本食は塩分(ナトリウム)が多いので、意識的に摂るとよいでしょう!
カリウムは水溶性のため、食材を水にさらしたり、茹でたりすると流れ出てしまいます。そのため、効率的にカリウムを摂取するには、汁ごと食べられる汁物やスープがおすすめです。
・食欲が無いときには・・・
普段の食事を気にしていても、食欲があまりでないな・・・という日もあると思います。おかゆやうどんなど、消化の良い炭水化物を摂りましょう。また、味の濃いものや脂肪分が多いものは胃腸に負担がかかるので、なるべく避けるようにしましょう。
また、梅干しやレモンに含まれるクエン酸には疲労回復や胃腸の働きを助けてくれるので積極的に摂りましょう。

~生活での過ごし方~

・日光を浴びる
梅雨の時期には日光を浴びることが少なくなり、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが不足してしまいます。セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつで、脳の興奮を鎮めて精神を安定させます。その分泌が減少すると、イライラしたり、気分も落ち込んでしまいます。朝起きた時に日光を浴びて、自律神経を整えましょう。
・適度な運動
これから暑くなってくる夏に向けて、からだを慣らすためにもウォーキングや室内でもできるストレッチなどを行い、汗をかいて余分な水分を出していきましょう。

まとめ

いかがでしたか?じめじめしてしまう梅雨の時期も、食事や睡眠から体調を整えて夏に向けて乗り越えましょう~!

◆コラムを書いたのは…
管理栄養士
三宅 知里
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