2023.7.4
薬剤師

気になる口臭のお話

暑い!暑いです!今で、こんなに暑いなら夏本番はどうなる事やろか?不安いっぱいの中福です。皆様はいかがお過ごしでしょうか?

私事をひとつ。6月に4歳の娘と二人で高速バスに乗って大阪に行ってきました。4歳の娘と二人だけの旅行、一泊二日、高速バスに乗る…もう、大冒険です。本当に入念な準備をしました(*^-^*)その中で「こんなものもあるなんて本当に便利!」と感じたものが3歳から飲める酔い止め薬です。薬といえども味がイチゴやレモン、ブドウなど様々あります。私はイチゴのゼリー状のものを試してみたのですが、娘も甘いお味と食べなれているゼリー状であること、パッケージのキャラクターからのパワーのおかげですんなり服用出来ました。薬剤師として日々お客様の病状・状態だけではなく背景も配慮した薬剤選択のアドバイスをさせていただきますが、今回は娘に対して納得できる薬剤選択が出来て本当に嬉しくなりました。

口臭

さて、今日のテーマは「口臭」。マスクを外した生活に戻りつつありますが、そうなるとお口の臭いが気になる方も少なくないと思います。 マスクをしていると口呼吸になりやすいので、口の中が乾燥して、口臭の原因になってしまいます。そして口臭は「生理的な口臭」、「食べ物などによる口臭」、「疾患からくる口臭」の大きく3つに分けられます。

「生理的な口臭」は、口の中が乾燥することで起きるのですが、唾液が関係しています。 唾液には口の中の細菌を防ぐ役割がありますが、乾燥して唾液の分泌量が減ると細菌が増えて、いや〜な臭いを出すようになるんですよ。 実は、健康な成人は1日でどれくらいの量の唾液が分泌されると思いますか?正解は…1〜1.5リットル、と言われています。つまり500mlのペットボトル2~3本分なんです! もちろん個人差はあります。ちなみに唾液の量は年齢とともに減る傾向にあるので、 年とともに、口臭が出やすくなる場合もあります。乾燥予防に、日頃から口を潤すことを心がけたいですね!ちなみに唾液の分泌を促す運動やツボをおすなど、ご自身でケアできることもありますよ。

そして「食べ物などによる口臭」は、ニンニクやお酒、タバコなどの、匂いの強いものが原因で起きます。ですから、原因となるものを摂取しないことで予防できますよ。

そして「疾患からくる口臭」は、病気が原因で起こる口臭です。歯周病や虫歯などが原因の場合が多いですが、鼻や喉の病気や呼吸器系、消化器系の病気などいろんなケースが考えられます。これは原因となる病気を治療することで口臭を減らしたり、治すことができますので気になる方は受診することをお勧めします。

また、複数の薬の服用をしている時も注意したいです。唾液の分泌を低下する副作用が起こることがあるので、気になる方は医師や薬剤師にご相談ください。あとは舌のお掃除も大事ですよね。舌の表面にある白いものは、舌の苔、と書いて舌苔と呼ぶ、食べかすなどの汚れです。口臭の原因になるので、舌用のブラシを使って、日頃から舌のケアも意識したいところです。 健康な人でも、歯科医院で定期的にクリニーニングを受けるといいね。

お口の健康は全身の健康につながりますから、日頃から意識していただければと思います。 口臭が気になる方も、歯科医院の受診がおすすめです。そして適切な治療を受けたり、 普段からできる工夫や口臭ケア用品を活用するなど、いろんなケアしてみてください!

◆コラムを書いたのは…
薬剤師
中福
笑顔は健康の秘訣!笑う門には福来る~!
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