2022.11.4
薬剤師

上手に選んで、正しく使おう!サポーターのお話

朝晩の冷え込みが厳しくなってきているこの頃。皆様、いかがお過ごしですか?

最近、患者さんから「血圧が上がったので薬が変わったわ」「血糖値があがっちゃって」などの声をもらうことが増えてきました。

寒さを感じると、体温を保つために血管が収縮するため血圧が上がる傾向になるので、この時期から血圧変化の確認が必要なんですね。

そして血糖値が秋ごろに上がる方の多くが好む食べ物!ズバリ「柿」です。特に保存のきく干し柿は美味しいので、パクパク食べてしまうことも含めて血糖値を上げる原因になりやすいです。

果物が悪いわけではなく適度な量、適切なタイミングで美味しくいただいてくださいね。

中福事をひとつ。最近「見直す」ことの大切さを改めて感じています。この時期になると衣替えを含めて年末に向けて断捨離を行います。改めて、本当に必要か?を見直す時期に入ります。薬剤師業務も常に「見直す」ことを基本として行っています。医師の処方を患者さんの情報から「見直す」。患者さんの話から今日の処方内容を「見直す」。薬歴を記載することで投薬内容を「見直す」。

見直すことは本当に大切です。最近、昔見たことがある韓国ドラマを「見直し」ました。改めて見ると、この間に私の人生が進んできたためか、別の角度から見ることができ本当に感動しました。皆様もこの時期、ぜひ体調面や生活面を見直してみましょう!

サポーターの役割とメリット

さて今日のテーマはサポーター。

サポーターのメリットは「固定」と「安定」です。痛みを感じる場所を固定して、無理な動きを制限して安定させるそうすることで、関節やその周辺の筋肉にかかる負担を軽減する、というのがサポーターの役割です。さらに、近年、日常生活のシーンにおいて使いやすく、さまざまな機能を持った「機能性サポーター」も各社が開発されています

例えば吸湿発熱素材などは、患部が温まるので、血行が改善して痛みを緩和する効果が期待できるものなどもあります。

気を付けてほしい点

サポーターのデメリットは、固定しようと強く締めすぎると圧迫されすぎて血行不良を起こすことがあることです。また長期間つけ続ける場合、サポーターに依存してしまって、筋力が低下してしまう可能性があります。就寝中やリラックスタイムは外すようにしましょう。

サイズの選び方

正しいサイズを選ぶためにはきちんと測ることが大切です。

メーカーによってサイズが違うので必ず確認して正しいウエストサイズをはかりましょう。大きすぎるサイズを選ぶのは適していませんが、ちょうどサイズ切替の間のサイズで、悩んでしまった場合は大きいサイズを選ぶと良いでしょう。

膝用のサポーターは、筒状タイプトベルトタイプ等に分かれます。また測る場所やサイズもメーカーによって違いますので、しっかり商品のパッケージを確認してから測るようにしましょう。

装着時の注意事項として

まずは、正しく着用することです。「上下・左右・前後」に気をつけてましょう。接客させていただいている中で、案外間違えている方が多くいらっしゃいます。サポーターは伸縮性もあるため、間違えていてもつけることができてしまうんですね。ですが、骨や筋肉の構造に沿って作られているので、間違えていると効果が出なかったり、反面痛みが増悪することもあるので気を付けましょう。

サポーターは、直接的に痛みを治すものではなく、あくまでもサポートアイテムです。

痛みが強かったり、なかなか緩和されない場合は、病院を受診することをおすすめします。分からないことがあれば、お気軽に声をかけてくださいね!

◆コラムを書いたのは…
薬剤師
中福
笑顔は健康の秘訣!笑う門には福来る~!
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