2024.2.2
管理栄養士

チョコレートで健康に!

チョコレートは体に良い?

2/14はバレンタインデー!今回はみんな大好きチョコレートについてのお話です。
「チョコレートは好きだけど、ついつい食べ過ぎてしまって太るから、、、」「お菓子だから体に良くないんじゃない?」と普段から控えている方も多いのではないでしょうか?
確かにエネルギーが高く、脂質の割合の高いチョコレートの食べ過ぎには注意が必要です。しかし、チョコレートには意外にも体にいい成分をたっぷり含んでおり栄養抜群なんです!
今回はそんなチョコレートの栄養成分や働き、またチョコレートの正しい摂り方などについてご紹介します。

チョコレートの成分と働きについて

チョコレートの成分であるカカオポリフェノールと食物繊維についてご紹介します。

【カカオポリフェノール】

カカオポリフェノールはチョコレートの渋みや苦みの元となる成分です。カカオが自分を守るために作り出す成分で、人の体内に入ると抗酸化物質として作用します。そんなカカオポリフェノールには様々な効果が期待されており、その一部をご紹介します。

血圧低下作用
基本的に血圧は血管が詰まり細くなることで上昇しますが、カカオポリフェノールを含むチョコレートを食べることで血管を広げる作用が期待できることが分かっています。

動脈硬化予防
動脈硬化を引き起こす原因のひとつは体内に生じる活性酵素によってコレステロールが酸化されることですが、カカオポリフェノールは強い抗酸化作用で酸化を抑えます。

【食物繊維】

カカオにはリグニンという食物繊維が含まれていて、大腸で便のカサを増やしてくれます。また、大腸の働きを活性化させてスムーズなお通じを促します。

近年では、カカオポリフェノールが多く入った高カカオチョコレートや、タンパク質・乳酸菌などが配合された健康チョコが増えてきました。ぜひ、ご自身にあった健康チョコを見つけてみてください。

チョコレートの正しい摂り方とは

チョコレートの成分についてご紹介しましたが、体にいい成分を含んでいるからといって食べ過ぎはよくありません。厚生労働省・農林水産省の「食事バランスガイド」によると菓子・嗜好飲料の目安量は1日200kcal程度と言われています。チョコレートについてもこの範囲内で楽しむと良いでしょう。
美味しいだけでなく健康にも良いチョコレート!毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。

◆コラムを書いたのは…
管理栄養士
小島 佳澄
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