2022.9.4
薬剤師

ヘルペスについて

日中はまだまだ汗ばむ日々が続いていますが、朝5時前は少し薄く暗く、気温も日々下がってきていることを感じる今日この頃。皆様、いかがお過ごしでしょうか?

んっ?なるほど。朝5時前には起きていらっしゃらないですか。過ごしやすい季節になっていますので、ぜひ早起きして、中福と共に「朝活」をいたしましょう。

日々、日課となっている「韓国ドラマ」。好きなジャンルや好きな俳優さんがいるわけではないため、特に何も考えずに目についたものを片っ端から見ています。

そんな中で偶然出会った一作品。ドラマの男性主人公の仕事が「薬局勤務の薬剤師」でした。ドラマそのものは恋愛ものですが、自分の仕事と照らし合わせて他国での薬局の在り方や、調剤の仕方などを垣間見ることができ、感情移入もいつも以上にしてしまった作品となりました。ドラマをこのような角度から見ることはなかなか無いので楽しい時間を過ごせました(^_-)-☆気になる方は探してみてくださいね。男性薬剤師さんがイケメンです(笑)

免疫機能低下で起きやすくなるヘルペスについて

季節の変わり目が来て夏の疲れがどっと出てくるだろうこの時期。みなさん夏バテはしてないですかね?夏バテなどで免疫機能が低下すると、ヘルペスが起きやすくなります。ヘルペスの原因は、単純ヘルペスウイルスの感染ですね。

これに感染すると、皮膚や粘膜に痛みを伴う水ぶくれが出来ます。ウイルスには2種類あって、型によって発症しやすい場所が違います。1型は主に顔や口周りなどの上半身に。

2型は主に、下半身や性器の周りにできやすいとされています。角膜や脳にも感染することがあります。その場合は「角膜ヘルペス」や「ヘルペス性脳炎」と言います。

他にも発症する場所によって「口唇ヘルペス」、「性器ヘルペス」などと呼ばれます。

特に患者さんが多いのは「口唇ヘルペス」です。

初めて感染した時は、無症状で気づけないことも多いです。ですがウイルスは感染後も体の中に潜んでいます。そのため発熱やストレスで体力や免疫が低下した時に、再びウイルスが活性化することで、症状が現れやすいんですよ。

まず初めに、皮膚に「ピリピリ」「チクチク」するような違和感やかゆみ、痛みなどの前兆が現れやすいです。その後で唇などの一部が赤くなって、水ぶくれができます。

ヘルペスの治し方

初めて症状が出た時は、自分で判断せずに皮膚科などの病院で診てもらいましょう。

基本的にはウイルスの活動を抑える、抗ウイルス薬の塗り薬や飲み薬での治療になると思います。

残念ながら今はやっつけることが難しいので、ウイルスが活性化しないよう、上手に付き合っていくのが大切です。ちなみに市販薬には、口唇ヘルペスの再発治療薬というものがあります。

市販の再発治療薬は、初めての人は使ってはダメ?

初めての発症の場合はヘルペスかどうかの判断が難しいので、まずは専門の医師に診てもらうことが大切です。ですので初めは病院を受診、なんですね。

市販の口唇ヘルペスの再発治療薬は、必ず医師による診断と、治療を受けたことがある方が、再発した場合に使えるお薬なんです。

ヘルペスにならないために

ストレスや疲れが溜まった時に再発しやすいなら、なったことがある人は特に、日頃から体の抵抗力を高めることが一番の予防ですね。

この時期は紫外線も強いですし、暑さに加えてエアコンによる冷えや寒暖差など、体調不良につながる様々な要因がありますから無理をせず「休むこと」も大切ですよ。

口唇ヘルペスは「疲れてるよ〜」という体からのサインなので、基本は規則正しく栄養バランスの良い食生活を心がけて。そして少しでも自分を労わる時間を過ごして頂ければと思います。

◆コラムを書いたのは…
薬剤師
中福
笑顔は健康の秘訣!笑う門には福来る~!
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