2022.4.1
管理栄養士

簡単ひと工夫!朝食でタンパク質を摂ろう!

新生活スタート♪朝食をしっかり食べるの難しいなぁ・・・

4月になり、新しい環境での生活をスタートした方が多いのではないでしょうか?睡眠時間や朝支度の影響で、朝食をしっかり摂れていない方はいませんか?

1日の良いスタートを切るためには、朝食がとても重要なんです!朝食には、睡眠中に低下した体温を上昇させて、休んでいた脳や身体機能をウォーミングアップさせる効果があります。朝食を食べないと、体は動いても頭はぼんやり・・ということになりがちです。脳のエネルギー源のブドウ糖(炭水化物の1種)を朝食で補給し、脳と体をしっかり目覚めさせることで、勉強や仕事に集中することができます。

また、炭水化物だけでなくタンパク質を適切に含んだ朝食が効果的に脳機能を高めることが報告されています。

新生活が始まったばかりで朝食をなかなか食べられず、おにぎりやパンだけの朝食ですませている方も多いのではないでしょうか?今回は、1日に必要なタンパク質量と、ごはんやパンに少しプラスするだけのおすすめのタンパク質食材をご紹介します!!

もちろん、野菜や果物などのビタミン類を摂ることも重要ですが、炭水化物だけの朝食になっている方は、まず炭水化物+タンパク質の食事にすることから始めてみましょう!!

タンパク質ってどのくらい摂れば良いの???

1日に必要なタンパク質は、成人男性が65g、成人女性が50gとされています。
日常的に運動をする方は、タンパク質の消費率が高いため、より多く摂取する必要があります。

1食あたりの摂取量としては、20gずつを目安に摂ることが理想的です。
では、朝食で20gのタンパク質を摂取するためには何をどれくらい食べればよいのでしょうか。
一般的な朝食メニューに含まれる食品のタンパク質量は以下の通りです。

組み合わせ例としては・・・

ご飯1杯・納豆1パック・目玉焼き1個・ヨーグルト1カップ
22.1gのタンパク質量になります!

★おにぎりの具でおすすめタンパク質をご紹介★

おにぎり1個(ご飯100g)でのタンパク質量は2.8gになります。
簡単にごはんと一緒にタンパク質を摂れる“おにぎりの具”をご紹介します!

①鮭フレーク15g(タンパク質量約3.5g)
→えだまめと組み合わせて摂ることもおすすめです!

②ベビーチーズ1個(タンパク質量約3.5g)
→おかかと組み合わせると美味しくておすすめです!

③しらす15g(タンパク質量3g)
→ネギと混ぜて醤油で味付けをすると美味しくておすすめです!

★トーストにのせるおすすめタンパク質を紹介!

次に、朝食で食べることが多いトーストにのせて簡単にタンパク質を摂れる食材をご紹介していきます!
ちなみに、トースト1枚(6枚切り)では約5.3gのタンパク質量になります。

①ツナマヨ 
→ツナ(1/2缶)+マヨネーズ(小さじ1)(タンパク質量5g)
 スライスチーズも乗せるとさらにタンパク質を増やせます!

②ベーコンチーズ 
→スライスチーズ(1枚)+ベーコン(2枚)(タンパク質量約9g)
 ピザソースを塗ってピザトーストにしてもおいしいです!

③チキンたまご
→サラダチキン(半分)+卵(1個)(タンパク質量約11g)
 サラダチキンを柚子胡椒と和えると味にアクセントがつきます!

朝ごはんをコンビニで買いたいという方は、おにぎりであれば鮭かツナ、そぼろが入ったものを選び、サンドイッチやパンであれば、卵・チキンなどが入ったものを選ぶと良いでしょう。
合わせて牛乳や豆乳、プロテインドリンクを摂るのがおすすめです。

朝食でも簡単にタンパク質をプラスしよう♪

おすすめのタンパク質をたくさん紹介してきましたが、スーパーやコンビニで買える商品ばかりなので、実践して頂きやすいと思います。

慣れない新生活を少しでも元気に過ごせるように、まずは出来ることから無理のないように実践してみてください!

◆コラムを書いたのは…
管理栄養士
山本 果奈
LINEで送る

コラム一覧へ