2023.2.4
薬剤師

肌トラブルのお話

暦の上では春を向かるこの時期ではありますが、まだまだ寒いです!皆様、いかがお過ごしでしょうか?

今年はインフルエンザも流行しており薬局での患者さん対応も増えています。コロナもインフルエンザも基本的対策は同じ!「うがい・手洗い・規則正しい生活」を心がけて体調を下さないようにお過ごしください。

最近の中福は、韓国ドラマを見倒してしまい、何を見ればよいかわからなくなっています。そこで周りの方のおススメ作品を見てみるようになりました。今更ながら2年前くらいに流行ったドラマを見てドはまりし、流行した主題歌のダンスを踊ってみたりしています。(何のドラマかわかりましたか?)日本のドラマも面白いし素敵なものが多いなぁと再発見しているところです。「私は絶対に●●!」と決めつけずに、周りの声に耳を傾けトライしてみる大切さを感じています。

肌トラブルについて

さて、今日のテーマは「肌トラブル」です。

冬は寒さの影響で湿度が下がることもあって、皮膚からどんどん水分が失われてしまいます。だから皮脂とのバランスが崩れやすくなることでいわゆる「乾燥肌」になりがちなんですよ。

乾燥がひどくなると、痛みを伴うひび割れ・あかぎれ等が起こりやすくなりますよね。そして、かゆくなったりしませんか?乾燥によってバリア機能が低下した肌はちょっとした刺激でも過敏に反応してしまうので、かゆみを感じやすくなってしまうんですよ。

受診の目安

乾燥がひどい方、湿疹を伴うような症状がある方、初めてそういう症状が出た方などは、一度皮膚科を受診することをお勧めします。

乾燥予防にはやっぱり保湿!

保湿ケアを行うタイミングでおすすめは、お風呂あがりですね。

入浴後は体を洗った後なので、皮膚の脂分が失われた状態なんですよ。ですからしっかり全身を保湿ケアしましょう!

保湿アイテムの選び方

まず、保湿アイテムには色々役割があります。

基本的には、まず肌の水分を補給する化粧水やローションなどを使った後に、水分や保湿成分を維持する油分が配合された乳液やクリームなどの保湿剤を使うといいですよ。

保湿剤は皮膚の水分が逃げないように肌の乾燥を防ぐことに特化したアイテムなので、化粧水などを使った後に使うと、より保湿効果が期待できます。

また、軟膏、クリーム、ローションなどの色んなタイプがあります。個人差はありますが、冬場の体の保湿ケアには伸びがよく肌馴染みのいいクリームタイプがオススメですね。

そして配合されている成分も、選ぶ時の大事なポイントですよ。

代表的な医薬品の保湿剤には、

・ヘパリン類似物質が含まれたもの…保湿・血行促進・抗炎症作用の3つの働き

・尿素が含まれたもの…硬くなった角質を柔らかくして、水分を引き寄せる働き

・ワセリン…肌の表面をしっかりコーティングする働き

という、大きく3つに分けられます。

あとは、保湿成分であるセラミドやビタミンCが配合されているものもオススメですし。かゆみがある場合はジフェンヒドラミンなどのかゆみ止め成分が配合されたものを選ぶといいですよ。

自分の肌トラブルに合う成分を理解して、保湿剤を選ぶことが大切ですね。肌の状態や使用する場所によって使い分けることも大事です。

薬剤師に肌の悩みを相談いただければ、その方にオススメのものをご紹介できますよ!

◆コラムを書いたのは…
薬剤師
中福
笑顔は健康の秘訣!笑う門には福来る~!
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