
舌の健康について考えよう
舌の役割って何だろう?
みなさんは「舌」の役割について考えたことはありますか?
舌には、味を感じる(味覚)・食べ物を噛んで飲み込む(咀嚼・嚥下)・言葉を話す(発音)などの役割を持っており、私たちが生きていく上でなくてはならない身体の一部です。
また、舌は歯並びにも大きく関係してると言われています。
舌が健康でないと、食事を美味しく感じられなかったり、咀嚼が難しくなるため食べられるものが制限されたり、上手く話せなくなったり…とフレイルに繋がる危険性があります。
今回は舌を健康に保つ方法や必要な栄養素について知り、ご自身の舌の健康について考えてみましょう。
舌を健康に保つには?
【舌を健康に保つ方法】
①舌磨きをする
1日1回舌磨きを行うことで舌苔(ぜったい)を適切に取り除くことができます。舌苔とは、食べかすや細菌、剝がれ落ちた粘膜などが混ざり合っているもので、舌に厚く付着すると味覚障害や口臭の原因になることがあります。
舌磨きをする際は、歯ブラシよりも柔らかい、舌磨き専用ブラシの使用がオススメです。
②こまめに水分を補給する
口の中が乾いた状態だと細菌が繫殖しやすくなります。
こまめに水分を補給し、口の中を潤しましょう。
【舌を健康に保つために必要な栄養素】
□ビタミンB2
ビタミンB2は体内のエネルギー産生において重要な役割を担っています。
また、「発育のビタミン」呼ばれ、健康な髪の毛や爪、肌を作り出したり、粘膜の保護や赤血球の生成にも関わっています。不足してしまうと口内のトラブルや皮膚の不調がみられることがあります。
ビタミンB2を多く含む食品には肉類(特にレバー)、牛乳・乳製品、卵等があります。
□ビタミンB6
ビタミンB6はアミノ酸の代謝や神経伝達物質の合成に必要な栄養素です。不足してしまうと口内炎、口角炎、舌炎、脂漏性皮膚炎などが起こりなすくなります。
ビタミンB6を多く含む食品にはカツオ、マグロ、鮭、豚ヒレ肉等があります。
□ビタミンC
ビタミンCは抗酸化作用やコラーゲン生成、鉄の吸収促進に必要な栄養素です。不足してしまうとコラーゲン生成が阻害され血管が脆くなることで出血しやすくなったり、疲労感、倦怠感、貧血の原因になります。
ビタミンCを多く含む食品には、パプリカ、イチゴ、オレンジ、レモン等があります。
□亜鉛
亜鉛には味覚に関わる細胞をつくる働きがあるため、舌にとって、とても大切な栄養素です。不足してしまうと味覚障害を起こす場合があります。
亜鉛を多く含む食品には牡蠣、豚レバー、カシューナッツ、卵等があります。
□鉄
鉄は赤血球の産生に大きく関わりのある栄養素です。不足してしまうと貧血はもちろん、舌炎や粘膜萎縮による嚥下障害を起こす場合があります。
鉄には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の二種類があります。
ヘム鉄は肉や魚などの動物性食品に多く含まれており、非ヘム鉄は野菜や海藻類などの植物性食品に多く含まれています。
ヘム鉄は吸収率が約10~30%と高い一方で、非ヘム鉄は吸収率が約1~8%と低いです。しかし非ヘム鉄は、ビタミンCと一緒に摂取することで吸収率を上げることができます。
鉄を多く含む食品には、次のようなものがあります。
ヘム鉄:レバー、赤身の肉、カツオやマグロなどの赤身等
非ヘム鉄:ひじき、ほうれん草、プルーン等
これらの栄養素を毎日考えながら食事を摂るのはとても大変ですよね。
当社にはこれらの栄養素を手軽に補うことのできる商品をたくさんご用意しております。
商品選びにお困りの際は店頭のスタッフにお声がけください♪
まとめ
いかがでしたか?これからもおいしくごはんを食べて楽しくお話しできるよう、ご自分の「舌」を大事にしましょう。
できることから始めてみてくださいね♪