2021.12.28
管理栄養士

女性は特に気になる「貧血」。
まずは食事から!一緒に対策しましょ♪

【貧血の症状とは?】

立ちくらみやめまい、息切れなど感じることはありませんか?もしかすると貧血からくる症状かもしれません。

貧血とは、赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)濃度が低下した状態をいいます。ヘモグロビンが低下すると酸素が全身へ運搬されにくくなり、疲れやすくなったり、息切れ、めまいの症状を招いてしまいます。貧血は原因によっていくつかの種類に分けることができますが、一番多い原因が鉄分の不足によって起こる鉄欠乏性貧血です。

貧血かな?と思ったらまずは鉄分がしっかり摂れているか食生活を見直すことが大切です。

【鉄の1日の推奨量は?】

食生活を見直す上で鉄分の1日の推奨量をご存知ですか?

1日の食事から摂取する量は成人男性(20~49歳)で7.5mg、月経のある女性で10.5mg(月経のない女性:6.5mg)が推奨されています。

・・・といってもどのくらいの量なのか想像しにくいですね。

例えば、鉄分を多く含む食品としてレバーが有名ですが、豚レバー(生50g)には約6.5mgの鉄が含まれています。他にも鉄分を多く含む食品として、カツオ(生50g)約1.0mg、マグロ(生50g)約1.0mg、調整豆乳(200ml)約2.4mg、小松菜(ゆで75g)約1.6mgなどがありますので、日々の食事に取り入れるようにしましょう。

【鉄分を効率よく取り入れる方法】

また、せっかく鉄分を摂るなら効率的に摂りたいですよね。鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。

ヘム鉄は肉や魚などの動物性食品に多く含まれ、非ヘム鉄は野菜や穀物に多く含まれます。ヘム鉄の方が非ヘム鉄に比べて吸収率が高いと言われていますが、非ヘム鉄もビタミンCと一緒に摂ることによって吸収率を高めることができます。

ビタミンCが豊富な生野菜のサラダや食後のデザートに果物を取り入れるとよいでしょう。逆に、鉄分の吸収を阻害するタンニンを含むコーヒーや紅茶、緑茶などは控えましょう。食事中の飲み物はタンニンを含まない麦茶や水がおすすめです。

【鉄分補給にサプリメントも】

貧血の予防、改善について食事の面からポイントをお話ししましたがいかがでしょうか?

食事だけで改善が難しい方は、栄養補助食品やサプリメントを活用するのも良い方法です。ライフスタイルに合わせて上手に鉄分を摂取し、毎日を元気に過ごしましょう!

 

 

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◆コラムを書いたのは…
管理栄養士
山本 果奈
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