2021.12.28
薬剤師

乾燥に負けない!!
冬のお肌の乾燥対策

朝が本当に寒く、お布団から出たくない日が続いています。皆様はいかがお過ごしでしょうか?母である私は朝5時に起きるのですが、朝の寒さを「韓国ドラマを一人で見る楽しさ」で吹き飛ばしております。家族が起きる6時過ぎまでの至福の一時間!最高に寒くて、でも心はあったかい素敵時間です。韓国ドラマについてはいずれゆっくりとお話ししたいです。

さてこの時期はお肌の乾燥を感じる方も多いのではないでしょうか?冬場の乾燥によって肌のバリア機能が低下してしまい、些細な刺激にも過敏に反応してしまうため痒みを感じやすくなってしまいます。ですので「保湿」がとても大切になります。

〇乾燥対策の保湿のポイント

【顔の洗い方】
・熱いお湯は必要以上に皮脂を洗い流してしまい乾燥を招く要因になります。ぬるま湯での洗顔を心がけましょう。
またスクラブ洗顔や毛穴パック、ピーリングなどは回数を守りましょう。

・洗浄力の強いクレンジングや洗顔料、石鹸等で保湿成分や皮脂が洗い流されてしまい、お肌の保湿力が低下してしまいます。もしも洗浄後、お肌につっぱりを感じたら、クレンジングや洗顔料を見直すことをおすすめします

【体の洗い方】
・洗浄料を泡立てネット等でしっかり泡立ててから、泡を肌に乗せ手でなでるように伸ばします。シャリ感の強いタオル等による強い摩擦は肌バリア機能を低下させる可能性もあるので気を付けましょう。

【保湿剤の塗り方】
・こまめに塗布しましょう。少なくとも1日2~3回は塗るようにしましょう。

・入浴後の肌は、肌の水分量がどんどん減ってうるおいが逃げやすい状態にあります。乾燥から顔や身体を守るためにも、入浴後は素早く保湿ケアを行いましょう。なるべく10分以内がおすすめです。

・食事やお手洗い、帰宅後など手を洗う場面が今まで以上に増えています。なるべく毎回、保湿剤を塗ると良いでしょう。
・寝る前も夜間に乾燥しないように、手足などに保湿剤を塗りましょう。

【保湿剤の選び方】
市販の保湿剤の主な基材は「軟膏」「クリーム」「ローション」です。

・軟膏タイプ…ベトつきを感じる方が多いですが、水で流れないので長持ちし保湿力は高いです。

・クリームタイプ…白色をしていて。体に塗布する保湿剤に多く使われています。伸びがよく、しっとりとして保湿力も高めです。
・ローションタイプ…さらさらしていて塗りやすいです。クリームなどと比較するとベトつかない分、保湿力は落ちます。

主な基材の違いを理解して使用する季節や、部位によって選択するといいですね。

(例)・顔はベトつきが少ないほうがいいのでローションタイプを選択
   ・冬場なので体の保湿はより保湿力の高いクリーム剤を使用しよう!

 

ちなみに!

私は子どもに保湿剤を塗る際、保湿剤を私の手のひらで温めてこのくらいの量を塗ってあげます。

次に優しく丁寧に塗り広げます。

塗った直後はこのくらいテカります。しっかり保湿してあげましょう!

最後に、ご自身で保湿ケアをしても改善しない場合は、医療機関に受診するようにしましょう。早めの対策が大切です。

★中福のワンポイントアドバイス

◎とにかく保湿が大切!こまめに保湿しましょう
◎洗い方・塗り方の見直しも大切です!
◎使用する季節や身体の部位に合わせた保湿剤を使用しましょう
◎改善しない場合は、早めの受診を!

◆コラムを書いたのは…
薬剤師
中福
笑顔は健康の秘訣!笑う門には福来る~!
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