
正しく水分補給をしよう!
水分補給の大切さ
6月に入り、気温や湿度が徐々に高くなってきました。まだ本格的な夏ではないものの、すでに暑さを感じる日も増えてきており、気づかないうちに体へ負担がかかっていることもあります。
「まだ大丈夫」と思っていると、水分補給が後回しになってしまうことはありませんか。
のどの渇きを感じた時には、すでに体は軽い脱水状態にあるともいわれています。
熱中症は真夏だけでなく、この時期から予防することが大切です。
その中でも基本となるのが、日常的な水分補給です。
特にお子様は体温の調節能力が十分に発達しておらず、こまめな水分補給が欠かせません。
また、熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者であり、暑さや水分不足に対する感覚や体の調整機能が低下しているため、より一層の注意が必要です。
今回は、水分補給の基本に加え、アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の違い、さらに経口補水液の特徴について紹介します。
飲料の特徴と使い分け
私たちは汗をかくことで、水分だけでなく塩分も失っています。そのため、水分だけを補給するのではなく、状況に応じて塩分もあわせて補給することが大切です。
また、水分補給はのどが渇く前に行い、一度に多く飲むのではなく、こまめに少量ずつ摂取することが望ましいとされています。
特に起床後や入浴後、運動の前後は体内の水分が不足しやすい為、意識して水分を補給することが大切です。
水分補給に用いられる飲み物にはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。
アイソトニック飲料
アイソトニック飲料は体液とほぼ同じ濃さで作られており、水分・塩分・糖分をバランスよく含んでいるのが特徴です。
主に日常生活や運動前、軽く汗をかいた時の水分補給に適しています。
アイソトニック飲料はスポーツ飲料に多くみられ、甘みがあり飲みやすい一方で、糖分を含むため過剰摂取には注意が必要です。
空腹時や長時間の活動前に摂取することで、水分補給だけでなくエネルギー補給の役割も期待できます。
ハイポトニック飲料
ハイポトニック飲料は、体液よりも薄い濃さで作られており、水分が速やかに吸収されやすいという特徴があります。
アイソトニック飲料よりも甘さが控えめで、運動中や運動後、また多くの汗をかいた時に適しています。
特に暑い環境下では水分を素早く補給することが重要となる為、状況に応じて選択することが大切です。
さらに、経口補水液もハイポトニック飲料に分類され、水分と塩分を効率よく吸収できるように設計されていて、主に脱水状態の回復を目的として用いられます。
熱中症や感染性腸炎、風邪による下痢・嘔吐・発熱を原因とした脱水症、 高齢者の経口摂取不足を原因とした脱水症、過度の発汗を原因とした脱水症などに適していますが、
塩分濃度が高い為、日常的な水分補給として常用するものではなく、用途に応じて使い分けることが大切です。
このように、水分補給に用いられる飲料にはさまざまな種類があり、それぞれ適した場面や特徴が異なります。
そのため、水分補給は単に量を飲めばいいというものではなく、体調や発汗量、活動状況に応じて適切な飲料を選ぶことが重要です。
飲み物の種類によっては注意が必要なものもあります。
アルコールやカフェインを多く含む飲料には利尿作用があり、体内の水分を排出しやすくしてしまう為、熱中症対策としての水分補給には適していません。
こまめな水分補給とともに、状況に合った飲料を選択することを心がけましょう。
まとめ
水分補給は健康維持や熱中症予防にかかせません。
のどが渇く前にこまめに補給し、場面に合わせて適切な飲料を選ぶことで、体調管理に繋げていきましょう。