
ヒートショック対策できていますか?
ヒートショックって?
2月6日は「お風呂の日」。2月に入り、寒さもより一層厳しくなってきましたね。
体を温めて1日の疲れを癒してくれるお風呂。しかし11月から4月にかけての寒い季節、入浴中に気を失い、浴槽の中でおぼれる事故が多くなります。
みなさんはヒートショックという言葉を聞いたことがありますか?ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋へ移動したときなど、急激な温度変化が体に与える影響のことです。急な温度差によって血圧が大きく変動すると心臓に負担がかかり、失神や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こすこともあります。命にかかわることもあるので怖いですね。
ヒートショックは入浴時だけでなく、寒い時期の部屋の移動、サウナの交互浴などでも起こります。
今回はヒートショックになりやすい人の特徴と防ぐポイントをご紹介いたします。
ヒートショックになりやすい人の特徴・防ぐポイント
【ヒートショックになりやすい人の特徴】
①血圧が高い人
高血圧の人は血圧の急激な変化が起こりやすく、ヒートショックが起こる可能性も高くなります。
②生活習慣病の持病がある人
特に糖尿病や脂質異常症の人は、動脈硬化が進み血管が硬くなっている可能性があり、血圧の変化による影響を受けやすいです。
また心疾患のある人は血圧の急激な変動のリスクを受けやすく、心臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中につながる可能性もあります。
③水分補給をあまりしない人
体が水分不足になると血管内の血流量が低下し、血管に負担がかかりやすくなるため、ヒートショックが起こる可能性が高くなります。
④高齢者
高齢になると血圧を正常に保つ機能が低下する傾向があります。また温度変化に対する感覚が鈍くなる傾向にあるため、寒さや暑さの変化に気づきにくくなります。
【ヒートショックを防ぐポイント】
①入浴前に脱衣所や浴室を温める
急激な血圧の変動を防ぐため、お風呂を沸かすときに暖房機器などを使い脱衣所や浴室内を暖めておきましょう。
浴室に暖房設備がない場合は、お湯を浴槽に入れるときにシャワーから給湯する、浴槽のお湯が沸いたところで十分にかき混ぜて蒸気をたてる、蓋をせずにお湯を張るなどして浴室内を温めましょう。
②お湯の温度は41度以下、お湯に浸かる時間は10分までを目安にする
42度で10分入浴すると体温が38度近くに達し、高体温による意識障害を起こす危険が高まります。
お湯の温度は41度以下にし、お湯につかる時間は10分までを目安にして長時間の入浴は避けましょう。また、かけ湯をしてお湯の温度に体を慣らした後、お湯に入るようにしましょう。
③浴槽から急に立ち上がらない
入浴中は体に水圧がかかっています。その状態から急に立ち上がると、体にかかっていた水圧がなくなることで、圧迫されていた血管が一気に拡張します。
そのため、脳に行く血液が減少して脳が貧血のような状態になり、意識を失ってしまうことがあります。浴槽から出るときは、手すりや浴槽のへりなどを使ってゆっくり立ち上がるようにしましょう。
④食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける
血圧が高い人や自律神経の働きが低下している人は、食後に血圧が下がりすぎる「食後低血圧」を起こす可能性があり、失神のリスクがあります。
飲酒も一時的に血圧が下がります。飲酒後はアルコールが抜けるまでは入浴しないようにしましょう。
精神安定剤、睡眠薬、眠くなるタイプの風邪薬も同様の理由から服用後は入浴を避けましょう。
⑤こまめに水分補給をする
体内の水分が不足すると血管に負担がかかりやすくなります。普段からこまめな水分補給を心がけ、入浴前後でコップ1杯の水を飲むようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?ヒートショックは急激な温度変化による血圧の変動によって起こります。
自分は元気だから、リスクが低いから大丈夫という過信は命に関わる重要な事故につながりかねません。
防ぐポイントを確認して対策しましょう。