2026.6.20
管理栄養士

新しい夏の体調不良「冷えバテ」

冷えバテって何?

今年も夏がやってきました!
熱中症や夏バテを防ぐために、冷房をつけて部屋を涼しくしたり、そうめんやアイスクリームなど冷たいものを食べたり。
涼しくて快適なはずなのに体がだるい、調子が悪い…… なんてことありませんか?
その症状、もしかすると「冷えバテ」かもしれません。冷えバテに医学的な定義はありませんが、暑い時期に体を冷やしすぎてしまうことで体調が悪くなることを言います。

その原因は主に2つあります。
◆1つ目は、冷房による体の冷えや、外と室内の寒暖差です。
体の冷えすぎや寒暖差によって、体温調節を担っている自律神経の機能が低下してしまいます。
自律神経は体の様々な器官の機能を調節してくれているので、機能が低下すると調整がうまくいかず、疲れやすくなってしまうのです。
◆2つ目は、冷たい食べ物・飲み物の摂りすぎによる内臓の冷えです。
暑い日に食べる冷たいものって美味しいし、体を冷やしてくれるからいいんじゃないの?と思いがちですが、摂りすぎてしまうと胃腸が冷えてしまいます。
消化吸収機能が低下することで、胃もたれや下痢の原因になってしまうこともあるんですよ。

冷えバテを予防しよう!

冷えバテの原因はわかったけれど、どうすれば防ぐことができるの?
ということで、今回は冷えバテを防ぐ方法を3つご紹介します!

①体が冷えすぎないよう調整しよう!!

まず大切なのは、体を冷やしすぎないことです。
室内の気温は暑すぎず寒すぎないくらいにしましょう。
室温28℃くらいが適正とされていますが、自分や周りの人が心地よいと感じられるよう調整したいですね。
自分で温度調節ができない時や長時間涼しい場所で過ごす場合は、羽織るものやひざ掛け、腹巻きなどを活用しましょう。
エアコンや扇風機の風が直接あたらないよう移動するのも効果的です。

②食べ物・飲み物で体を温めよう!!

そうめんやアイスクリームは暑い時や食欲がない時に大活躍ですが、食べすぎは禁物です。
涼しい場所にいる時に冷たいものを食べると、体が外からも中からも冷えてしまいます。
体が急激に冷えることで、内臓の機能が低下したり、おなかを下したりする原因に。
冷えバテの予防の為には、体を温めてくれる、しょうがや発酵食品などを取り入れましょう。
冷たいものより温かいものや常温のものを選ぶとよいですよ。
おすすめの料理はお味噌汁です。
海藻、貝類、豆腐など具沢山にすると、たんぱく質やミネラル、適度な塩分が効率よく摂れますよ。
体が温まり、栄養も摂れて、そして美味しい、一石三鳥です!

③血行改善とリラックスで相乗効果

血液は酸素や栄養素だけでなく、熱も運んでいるということをご存じですか?
温かい血液が全身を循環することで、全身に熱を届けています。
そのため、冷えにより血液循環が滞り体全体に熱を届けることができなくなると、冷えはよりひどくなっていきます。
長時間座りっぱなしで血流が悪くなると、顔はほてるのに足先は冷える『冷えのぼせ』の状態になることがあります。

冷えの予防・改善の為に、休憩の際に立ち上がって歩いたり、ストレッチを行ったりしましょう。
血行が改善され、気分転換にもなります。
軽く汗をかくくらい運動すると体温調節機能が働き、うつ熱の改善にもつながります。

こちらのコラムにおすすめの筋トレ方法が掲載されていますので、ぜひあわせてご覧ください。

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湯舟に浸かるのも効果的です。冷房や冷たい食べ物で冷えた体を芯から温めましょう。   ポイントは、38℃くらいのお湯に10~30分浸かること。
自律神経の副交感神経が優位になることで、リラックス効果・安眠効果があります。
入浴剤でお気に入りの香りを楽しむのもおすすめです。
温かくリラックスできる、自分を大切にする時間を意識して作ってみてはいかがでしょうか。

今年の夏は楽しく健康に!

外は暑く中は涼しい夏、ご自分で感じている以上に体への負担が大きくなっているかもしれません。
夏を思いっきり楽しむためには、健康でいることがなにより大切です。
熱中症や夏バテだけでなく、冷えバテにもならないように気をつけていきましょう!

◆コラムを書いたのは…
管理栄養士
内田 美羽
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