2023.3.2
管理栄養士

春食材を食べて春を感じよう♪

春の旬の食材って・・?

厳しい寒さもだんだん落ち着いてきて、春を感じる暖かさになってきましたね。春は入学式や卒業式などのイベントや、桜を見たりと季節を感じる事が多くあります。そんな春の季節を食材でも感じたいと思う事はありませんか?
日本では、古くから四季を通して「旬」を楽しむという習慣があります。旬の食材や、その食材を使用したレシピなどテレビでも季節の変わり目には多く紹介されていますよね。
そもそも”旬の食材”とは、ある特定の食材において、他の時期よりも新鮮で美味しく食べる事が出来る時期の食材の事を言います。また、旬の食材は、その季節になるとよく市場に出回る為、値段も安くなっている事が多くあります。物価や食品の値段の高騰が続く中、私たち消費者にとっても嬉しい時期ですよね。
今回は、これから本格的になる春に向けて、”春の旬の食材”について詳しくご紹介していきます。

春の旬の食材をご紹介!!

春の旬の時期は大体2月~4月といわれており、野菜では、キャベツ・筍・たらの芽・菜の花・ふきなどがあります。
今回は野菜だけでなく、野菜以外の食材も成分などについて、いくつか詳しくご紹介していきます!

①キャベツ
キャベツは出荷時期によって分類されていることが多く、春キャベツの他にも冬キャベツと言われるものがあり、見た目も違っています。
春キャベツの見た目の特徴は、全体的に丸い形をしていて内部は黄緑色をしています。また、葉の巻きがゆるく、葉自体が柔らかくみずみずしい特徴があります。
キャベツには、食物繊維やビタミンC・ビタミンK・葉酸など様々な栄養素が豊富に含まれています。

②トマト
トマトは春の終わり頃、5月~夏にかけて旬を迎える食材です。
栄養成分では、リコピンという成分が豊富にふくまれています。このリコピンはカロテノイドという色素成分の一種でトマトの赤色はこのリコピンによるものといわれています。このリコピンは抗酸化力が強く、自分の体を活性酸素から守ってくれる働きがあります。

③アスパラ
グリーンアスパラは、春から夏にかけて旬の食材でカロテンやビタミンC、E、B群が多い緑黄色野菜です。
また、ビタミンだけでなく疲労回復やスタミナ増強に効果があるとされているアミノ酸の一種のアスパラギン酸も多く含まれています。

④新玉ねぎ
1年中スーパーなどの店頭で並んでいる玉ねぎですが、新玉ねぎは収穫後すぐに出荷される為、みずみずしく、辛みが少ない事が特徴です。
玉ねぎの独特の香りや辛さは”硫化アリル”という成分です。この成分は疲労回復に必要なビタミンB1の吸収を助けてくれるだけでなく、血液が固まる事を抑えてくれます。
この”硫化アリル”は熱に弱い為、生で食べるのがおススメです!

⑤グレープフルーツ
1年中通して店頭で見かけるフルーツの1つですが、だいたい春先~夏にかけて多く出回ると言われています。(*外国産地によって違いがあります。)
グレープフルーツは、柑橘類の仲間でビタミンCを豊富に含んでいます。また、ビタミンCだけでなく水分や、ミネラルなども多く含んでいる果物です。

⑥いちご
寒さがまだ残る2月~春にかけて旬を迎える果物です。いちごにもビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンC以外にも水溶性の食物繊維の一種であるペクチンを多く含んでおり、腸内環境の改善などにも役立ってくれます。

まとめ

いかがでしたか?今回は春の食材についていくつかご紹介いたしました!旬の食材の特徴を知った上で、その食材を食事に摂り入れるとより一層季節を感じる事が出来ますよ♪

今回ご紹介した食材を使ったレシピをこちらのページに載せていますので、ぜひいつもの食事に摂り入れてみて下さい♪
春の旬食材☆彡キャベツと豚肉の味噌焼きそば
春の旬食材☆彡タコとグレープフルーツのサラダ
春の旬食材☆彡材料3つ!簡単いちごムース

◆コラムを書いたのは…
管理栄養士
山本 果奈
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