2022.9.30
管理栄養士

高血糖のおはなし~食事編③~

 

ここまでの血糖値コラムシリーズでは、高血糖時の食事摂取量やおすすめの食品についてお話ししてきました。
自分が1日でどのくらいのエネルギーを摂取したら良いか、高血糖予防でおすすめの食品などを知って頂けたと思います。

しかし、「摂取量も気を付けてるし、おすすめの食品も食べているけど、なかなか血糖値が下がらない・・・」という事はありませんか?
高血糖のときの食事は、食事内容や量も大切ですが、食べるタイミングや食べ方も大切です。
今回は、食事を摂る時のポイントについてお話ししていきます!

食べ方のパターンに注意しよう!

①1日3食、規則正しく食べる
1日3食のところを、朝昼兼用でお昼ごはんを多めにまとめて食べると、血糖値が急激に上昇してしまいます。まとめ食いやドカ食いに注意して、1日3食バランスよく食べましょう。

②夕食は軽めにし、寝る2~3時間前はなるべく食べない
夕食後は寝るだけのことが多く、食事から摂ったエネルギーを消費されることが少なく、脂肪として貯えやすくなります。可能な限り、寝る2~3時間前には食事を済ませるようにしましょう。

③ゆっくり噛んで、早食いしない
食事をあまり噛まずに食べてしまうと、食事をしたという実感が少なく、過食に繋がってしまう可能性があります。しっかり噛んでゆっくり食べる事で満腹感もより得られるので、早食いは控えましょう。

④間食を減らす
間食はダメ!という事はないですが、基本間食は足りない栄養素を補う為のものです。
間食をする場合は、血糖値が上がりにくいナッツなどの食品や低糖質のお菓子を選ぶようにしましょう。
また、だらだら食べてしまうと血糖値が高いままの状態が続いてしまう事があります。間食を摂る時は、時間や量を決めてだらだら食べは控えましょう。

今日から、食事を摂るポイントを意識してみよう♪

今回は、高血糖のときの食事を摂る時のポイントについてご紹介しました。
食事内容を気を付けても上手くいかない・・・・という人は今回ご紹介したポイントを意識してみる事もおすすめです。

そして、何より高血糖の食事で大切なのは、規則正しい食事を”継続する事”です。
「たまにはご褒美で好きなものを食べてまた頑張る!」など無理のないように意識していきましょう。

◆コラムを書いたのは…
管理栄養士
山本 果奈
LINEで送る

コラム一覧へ