2024.5.2
管理栄養士

フォローアップミルクとは何者??

育児のお悩みについて

子育て中のお父さん、お母さん、毎日お疲れ様です。慣れない子育てとの奮闘の日々、いろいろなお悩みがつきものですよね。
子どもにはたくさん食べて大きく育ってほしいと願うお父さん、お母さんも少なくありません。離乳食の量は足りているの?バランスよく栄養を取るにはどうすればよいの?など育児相談会でもよく質問があります。
今回は、離乳食だけでは不足しがちな栄養素を補うことのできる「フォローアップミルク」についてお話させていただきます。名前は聞いたことあるけど・・・、育児用のミルクと何が違うの?など思っている方、ぜひご覧ください。

フォローアップミルクの概要・使用方法

フォローアップミルクは離乳食後期以降(生後9か月~)の栄養素を補うために作られています。この時期は1日2回の離乳食が安定してきて、3回食へと移行する時期です。栄養も母乳やミルクよりも離乳食がメインとなります。
しかし、鉄などの栄養素が不足しがちな時期でもあります。フォローアップミルクはこのような時期の不足しがちな鉄分やカルシウム、ミネラルをバランスよく補うことができます。

【フォローアップミルクの注意点】

①母乳や育児用のミルクの代わりとして使用しない

フォローアップミルクは離乳食で不足しがちな栄養素を補うことを目的として作られています。赤ちゃんにとって「食事」となる母乳や育児用ミルクの代わりにはなりません。
また、離乳食を与えず、フォローアップミルクのみで食事が終わることのないように注意しましょう。月齢に応じた離乳食と併用して与えるようにしましょう。

②与える量について

フォローアップミルクはオリゴ糖などで甘みがついているものもあります。そのため、赤ちゃんが好んで飲みたがることもありますが、欲しがるだけ与えると栄養が偏ってしまいます。また、離乳食を食べない原因にもなるので、製品の目安の分量を守って与えましょう。

③無理やり飲ませない

甘い味がついているものでも苦手な赤ちゃんもいます。また、その日の気分によっては飲まないこともあります。そんなときは、フォローアップミルクをお休みして離乳食をしっかり与えましょう。

④アレルギーに注意

赤ちゃんにアレルギーがある場合は、使用前に病院で相談するようにしましょう。食物アレルギーを発症する年齢は、0~1歳が多いと言われています。食物アレルギーが疑われる症状が出たら自己判断せずに受診しましょう。

まとめ

フォローアップミルクは赤ちゃんの成長に必ずしも必要ではありませんが、手軽に食事の栄養バランスをサポートできます。日々忙しい中、子育てに奮闘しているお父さんやお母さんにとってもサポートしてくれるアイテムです。ぜひ店頭にてチェックしてみてくださいね♪私たちもしっかとサポートさせていただきます!

◆コラムを書いたのは…
管理栄養士
髙橋 明日香
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