2022.1.6
管理栄養士

Let's 温活★
温活食材で体の中から温まろう!

温活とは

新年を迎え、寒さもより一層厳しくなってきました。服を着込み 防寒は出来ても、身体の中から温めることはなかなか難しいですよね。

近年 “温活”という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
温活とは、体を温めることによって基礎体温を維持、上昇させることで、体の不調を予防したり、改善することです。

なぜ基礎体温を上げることが重要なのでしょうか。
基礎体温が低下すると、全身をめぐる血液の流れが悪くなり、免疫力が低下するため、風邪を引きやすくなったり、疲れやすくなったりします。

また、体温が下がることで基礎代謝が下がり、消費エネルギーが低下するため、太りやすくなったりとさまざまな不調を引き起こしてしまうからです。

体を温め、代謝を維持することの重要性を理解していただけたかと思います。
今回は温活をサポートしてくれる食材や栄養素についてご紹介いたします。

体を温める具体例

①しょうが
しょうがにはジンゲロールという成分が含まれます。 ジンゲロールは加熱や乾燥させることで、ショウガオールに変化し、身体を温める働きがあります。

②とうがらし
とうがらしには、カプサイシンという成分が含まれます。
カプサイシンには、体内に蓄えているエネルギー源を分解して、体温を上昇させる作用があります。

③発酵食品
味噌やチーズ、ヨーグルト、納豆、キムチなどの様々な発酵食品があります。
発酵食品には酵素が含まれています。酵素は代謝をサポートするため、血流や代謝を良くし、体を温める働きがあります。
1つの発酵食品ばかりではなく、様々な食品から摂取することが大切です。

④ビタミンB群
ビタミンB群は三大栄養素である、炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質の代謝に必要な栄養素です。
ビタミンB1は、糖質の代謝だけではなく、神経の維持機能にも重要な栄養素です。豚肉、マイタケ、大豆などに多く含まれます。
ビタミンB2は、脂質の代謝に必要な栄養素で、レバー、干しシイタケ、アーモンドなどに多く含まれます。
ビタミンB6は、たんぱく質の代謝に必要な栄養素で、にんにく、マグロ、カツオなどに多く含まれます。



温活にオススメな食品をご紹介しましたが、全て取り入れるのはなかなか難しいですよね。
まずは、バランスの良い食事を心掛け、紅茶に生姜を入れてみたり、1食のうちに1つ発酵食品を取り入れるなど、温活を意識をしましょう。
無理のない範囲で温活食材を取り入れ、寒さに負けないように、体の中から温めていきましょう。

 

レシピ紹介

ごはんで作る、超簡単あったか中華おかゆ

 

◆コラムを書いたのは…
管理栄養士
久我 愛里菜
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