2022.12.1
管理栄養士

つらい生理にも負けない!ポイントを抑えて食事対策!

悩み事が多い生理期間、どう過ごしていますか?

女性特有のお悩みは何かと考えた時に「生理中や生理前の不調」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。痛みに加えイライラ、貧血、悪心、食欲不振など、様々な症状が現れる場合もあり、生理中は億劫になってしまいますよね。

症状がたくさんあるように、原因もホルモンバランスの乱れや生理中の子宮の収縮、鉄分不足など様々です。また生理3~10日前から身体や精神に不調を生じる、月経前症候群(PMS)も20~30代の女性に多く見られています。

今回は、そんな生理中や生理前の不調を少しでも緩和できるような食事ポイントをご紹介します!「昔は症状はひどくなかったのに・・・。」と、歳を取ってから症状をひどく感じる場合もありますので、現在症状がひどくない方もポイントをチェックしておきましょう!

辛い生理中を少しでもラクに!食事のポイント★

①鉄分
生理中の貧血を防ぐ為、普段から鉄分をしっかり摂るようにしましょう。レバーや赤身の肉、厚揚げ、あさり、ほうれん草などがおすすめです。また、ビタミンCを多く含む食材(ブロッコリーやキャベツ、じゃがいもなど)と一緒に摂ると、鉄分の吸収率を高めることができます。ビタミンCは水に流れやすい栄養素ですから、スープなどの調理方法で、ぜひ一緒に摂り入れてみましょう。

②大豆製品
豆腐や納豆、豆乳、味噌が当てはまります。大豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする為、この成分の摂取によりホルモンバランスを整えたり、生理痛を緩和してくれます。
朝食に納豆1パック、みそ汁を付け加えるなど、現在のお食事に一品付け加えてみてはいかがでしょうか。

③身体を温めてくれる食材
身体の冷えも生理中の不調と切り離せない原因の一つです。生姜やネギ、大根やカボチャなどの根菜類は身体を温める効果が期待できますので、取り入れてみましょう。また、生理中は冷たい飲み物や食べ物は避け、ココアやハーブティー、スープなど温かい食べ物で身体を冷やさないようにしましょう。

④マグネシウム
マグネシウムは、痛みの原因である子宮の収縮を抑える働きがあります。生理痛がひどい方は摂取を心掛けましょう。玄米や納豆、アーモンド、昆布などの海藻類に多く含まれています。

⑤カフェイン・アルコールに注意
カフェインは血管収縮効果があり、血流を悪くし、冷えの原因になります。逆にアルコールは血流を良くするため、経血量を増やしてしまい、貧血を引き起こす可能性があります。どちらも生理中は摂取を控えましょう。

まとめ

いかがでしたか?
生理予定日の数日前からでも、ぜひこちらの食事を意識してみてくださいね。

今回は食事のポイントのみお伝えしましたが、生理中は無理せず、ストレスを溜め込まないように過ごすこともも大切です。ご紹介した食事と一緒に、リラックスできる時間も意識的に作るように心掛けでみましょう。

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◆コラムを書いたのは…
管理栄養士
安道 碧
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