2023.6.30

夏食材でからだの中から元気になろう!

旬食材を食べよう!

今年も暑い暑い夏がやってきましたね!日差しは強いし汗をかいてのどは乾くし、夏バテしてしまってなんだか食欲が無い…。
そういう時は旬の食材を食べてからだの中から元気にしていきましょう!
今回は旬食材シリーズ第3弾!夏編です!秋編・春編もあるのでこちらもチェックしてみてください!
秋編:食欲の秋!旬の食材を楽しもう♪ 
春編:春食材を食べて春を感じよう♪

旬を迎えた食材は他の時期に比べ、新鮮でおいしく食べられるだけでなく、他の時期に収穫されたものより栄養価が高いのが特徴です。特に夏野菜や果物は、水分やカリウムが多く含まれており、不足してしまいがちな水分を補給でき、からだにこもった熱をクールダウンさせてくれる効果があります。夏野菜は生で食べられるものが多く、手軽に栄養補給できるのも長所です。色が濃く鮮やかな食材が多いので、見た目から食欲を刺激してくれるので食欲が落ちやすい夏にピッタリです!
それではさっそく、野菜・果物・魚介類と夏に旬を迎える食材を6つ、ご紹介したいと思います!

夏の旬食材をご紹介!

①きゅうり

きゅうりはハウス栽培もされているので、年中スーパーなどに並んでいますが、旬は6~8月です。
きゅうりは1本(100g)あたり13Kcalと最もエネルギーが低い果実ってご存じですか?これはギネス記録にもなっているほどです!重さの約95%が水分のためカロリーだけでなく栄養価も低いと思われがちですが、カリウムやビタミンK、ビタミンC、食物繊維など、様々な栄養素が含まれています。特にカリウムは豊富で、体内の余分な塩分を体外に排出する作用があります。

②ピーマン

ピーマンもスーパーでよく並んでいて、身近な食材のひとつですが、こちらも6~8月に旬を迎えます。
一般的なピーマン(青ピーマン)は、熟す前に収穫されているので鮮やかな緑色が特徴的です。ピーマンには抗酸化作用のあるビタミンC、E、Aが豊富に含まれていて、紫外線が強い夏にピッタリです!ビタミンCは水溶性ビタミンのため、水にさらしたり加熱調理すると少なくなってしまうのですが、ピーマンに含まれているビタミンCは加熱による影響を受けにくいという特徴があります!

③香味野菜(しそ・みょうが・しょうが)

料理に香りや風味を持たせてくれる野菜のことを、香味野菜と言います。メインで使うことが少ない食材ですが、見た目が鮮やかなものも多く、料理のレベルをワンランクアップさせてくれます。
特に夏に旬を迎えるしそ・みょうが・しょうがは、すっきりとした爽やかな風味が特徴的で、夏バテで食事が摂りづらい時に食欲増進してくれる働きがあります。また、しそには防腐作用、みょうがには消化促進、しょうがは血行促進の効果もあります。

④パイナップル

パイナップルは南国フルーツのひとつで、日本では沖縄や鹿児島などで生産されています。松かさ(Pine)のような見た目とりんご(Apple)に近い味からパイナップルと名づけられたそうです。
パイナップルには食物繊維が多く含まれておりおなかの調子を整えてくれます。また特徴的な栄養素としてブロメラインというたんぱく質分解酵素があります。名前の通りたんぱく質を分解してくれるので、消化を促進してくれます。お肉と一緒に調理すると柔らかくしてくれるので、味の面だけでなく成分としても有能な食材と言えますね。その他にもビタミンCやカリウムも含まれています。

⑤キウイ

キウイは、春~夏はニュージーランドで旬を迎えたものが輸入され、秋~冬は日本で旬を迎えたものが出回る為、1年を通して旬のものを食べることができます。
キウイは鉄と葉酸を摂れる数少ない果物のひとつです。どちらも赤血球を作る成分で、一緒に摂ることで貧血の予防効果を高めてくれます。肌のターンオーバーを促すビタミンCやビタミンE、おなかの調子を整える食物繊維なども豊富に含まれているので、特に女性にオススメしたい食材です!

⑥タコ

タコは獲れる地域によって旬が違い、関西では夏、関東以北では冬が旬とされています。
そんな夏に旬を迎える関西地方では、半夏生(はんげしょう)と呼ばれる日にタコを食べる風習があります。半夏生とは、夏至から数えて11日目のことを差し、7月2日頃になります。昔はこの頃に梅雨が明け、カラスビシャク(半夏)が生えるのを目安に田植えの終期とされていました。農家の方は苗がしっかり根を張りますようにという願いをこめて、足が8本あるタコを神様に捧げていました。このことから、この日にタコを食べるようになったと言われています。
タコには、タウリンという成分が多く含まれており、肝臓の働きを活発にしてくれる作用がある為、夏バテ予防にピッタリです!その他にもタウリンには、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす、血圧を正常値にする、インスリンの分泌を促進するなど、からだの働きを正常に保つ役割あります。

まとめ

いかがでしたか?今回は夏の旬食材をご紹介しました!いつも何気なく見かける食材でも特徴を知るとなんだか気になって食べたくなりますね。
そんなあなたにぴったりのレシピをご紹介!簡単に作れるものばかりですのでぜひこちらもご覧いただき作ってみてくださいね♪

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旬の食材を摂ろう!夏編☆彡タコと夏野菜のガーリック醤油炒め

◆コラムを書いたのは…
管理栄養士
立林 奈菜子
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